チームの仕事を間に合わせる技術
- 作者: 吉沢康弘
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前、ギルドワークスの市谷さんがTwitterで紹介されていた書籍を読んだ。
プロジェクト運営についてはこの本が手に取りやすくて良い。『チームの仕事を間に合わせる技術』 http://t.co/qTTYMaQDVG
— ichitani (@papanda) 2015, 5月 24
正直、最初は自分はチーム組んでなく、常に単独で仕事しているので読む気はなかったのだが、
こんな有名人が紹介しているのだから、きっとよい本だろうと思い、チームリーダーをやることになった同僚に紹介した。
読んだ同僚が、とてもよい本だったのでみんなで読書会しよう、と誘ってきたので、自分が読んでないのに薦めた手前、無碍に扱うこともできなかったので、買って読んでみた。
弊社はIT企業じゃないので、アジャイル関連、スクラム関連の書籍を読んでも、その知識がなかなか適用できない。
この書籍はIT系に特化していないし、難しい言葉は一切使われていないので、非常に読みやすいし、みんなでやってみよう、と言い易そうだと思った。
アジャイルやスクラムという単語は勿論でてこないし、ブレインストーミングやレトロスペクティブ、KPTなどと言った単語も出てこない。
非常に分かりやすい本だが、とっかかりとして、だけではなく、普通にこれだけでやっていける内容だと感じた。
達成状態、というゴールの明確化、Doneの定義とも言えるかもしれないが、そこにかなりのページを割いている印象を受けた。それほどに重要なことなんだな、と伝わってくるし、事実そうだと思う。
一番気になった点は、KPTとほとんど同じだが、ちょっと違う「チームと個人の強みを見つける3つの質問」。
- 続けること
- やめること
- 新たに始めること
やめること、というのを記述して残すことは考えたこともなかった。
Problemに当たるところかもしれないが、ちょっと違うと思う。
何かを試した結果、これはだめだった、というのは後々役に立ちそうだ。
KPTに付け加えてみたい。